犬の頻尿の原因とは?考えられる病気と受診の目安を解説

「最近、犬のトイレの回数が増えた気がする」「少量ずつ何度もおしっこをしている」
このような犬の頻尿は、加齢や一時的な変化だけでなく、病気のサインであることも少なくありません。

この記事では、犬の頻尿の原因を中心に、考えられる病気・自宅での対処法・動物病院を受診すべき目安について、分かりやすく解説します。


犬の頻尿とは?正常との違い

犬の排尿回数は、年齢・体格・飲水量・季節によって多少の個体差があります。
一般的には、

  • 成犬:1日2〜5回程度
  • 子犬:成犬よりやや多め

が目安とされます。

しかし、

  • 1回量が明らかに少ない
  • 短時間に何度もトイレに行く
  • 夜中に何度も起きて排尿する

といった場合は、「犬の頻尿」と考え、原因を探る必要があります。


犬の頻尿の主な原因

① 膀胱炎・尿路感染症

犬の頻尿の原因として最も多いのが膀胱炎です。

  • 何度もトイレに行く
  • 少量しか出ない
  • 排尿時に痛がる
  • 血尿が混じることも

特に雌犬免疫力が低下している犬では起こりやすく、早期治療が重要です。


② 尿道結石・尿道閉塞

膀胱に形成された結石が尿道に詰まると、”排尿したいけど尿が出ない”状態となるため、何回も排尿ポーズをとるが尿が少量しか出ないといった症状がが起こります。

  • トイレで長時間いきむ
  • 尿が途中で止まる
  • 全く尿が出ない(緊急)

尿道が短い雌犬では起こりづらいですが、尿道の長い雄犬では注意が必要です。


③ 腎臓病・慢性腎臓病

腎臓の機能が低下すると尿を濃縮できなくなり、
「尿の量が増えて回数も増える」状態になります。

  • 水をたくさん飲む
  • 薄い色の尿
  • 食欲低下や体重減少を伴うことも

特に高齢犬では、犬の頻尿の原因として腎臓病を常に考慮します。


④ 内分泌疾患(クッシング症候群・糖尿病など)

ホルモン異常によっても頻尿が起こります。

  • クッシング症候群
  • 糖尿病

これらは多飲多尿が特徴で、
「水をたくさん飲み、何度もおしっこをする」という症状が目立ちます。


⑤ 稀な疾患

頻尿というよりかは”尿漏れ”に近い症状ですが、異所性尿管・尿崩症・ホルモン性尿失禁などの疾患が隠れている場合もあります。

一次診療では稀な疾患ですが、正確な聴取と治療的診断を含む除外診断が重要となります。


犬の頻尿が見られたときの自宅での対処法

動物病院を受診する前に、以下を確認しておくと診断の助けになります。

  • 排尿回数と1回量
  • 尿の色・におい
  • 血尿の有無
  • 水を飲む量の変化

尿を採取できる場合は、持参すると検査がスムーズです。

※自己判断で水分制限をするのは危険です。
犬の頻尿の原因によっては、脱水を悪化させる恐れがあります。


すぐに動物病院を受診すべき目安

以下の場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 半日以上頻尿が続いている
  • 血尿・痛がる様子がある
  • 尿がほとんど出ていない
  • 元気や食欲が低下している
  • 高齢犬で急に頻尿が始まった

特に「尿が出ない」「ぐったりしている」場合は緊急性が高いため、すぐにご相談ください。


まとめ|犬の頻尿は体からの大切なサイン

犬の頻尿の原因は、膀胱炎のような比較的軽度なものから、腎臓病・内分泌疾患などの慢性疾患までさまざまです。
「年のせいかな」と見過ごしてしまうと、病気が進行してしまうこともあります。

気になる変化があれば、早めに動物病院へご相談ください。
私たちは、飼い主様と一緒に愛犬の小さなサインを見逃さない診療を大切にしています。


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辻堂・茅ヶ崎市エリアで病気の予防関連でお困りの方は湘南ルアナ動物病院(湘南Ruana動物病院)までお気軽にご相談ください。