犬と猫の消化器の仕組みを知ろう!
はじめに
コラム記事とは別に飼い主様向きのブログコンテンツ作成を始めました。今週は犬と猫の消化器全般・下痢の基礎知識について解説していきます。
1. 犬と猫の消化器の基本構造
犬や猫の健康を守るうえで「消化器の仕組み」を知ることはとても大切です。
消化器とは 食道・胃・小腸・大腸・肝臓・膵臓 などの器官の総称で、食べ物を消化・吸収し、不要なものを排泄する働きを持っています。
消化の流れ
1. 口・食道:食べ物を噛み砕き、唾液と混ぜて胃へ運ぶ
2. 胃:胃酸で食べ物を分解し、消化酵素で消化を進める
3. 小腸:栄養素を吸収する(たんぱく質・脂肪・糖分)
4. 大腸:水分を吸収し、便を作る
5. 肝臓・膵臓:消化を助ける酵素や胆汁を分泌
2. 犬と猫の消化の違い
犬と猫では消化器の特徴に違いがあります。
特徴 | 犬 | 猫 |
胃の大きさ | 大きい(ドカ食い向き) | 小さい(少量頻回向き) |
胃酸の強さ | やや弱い(pH1.5-2.0) | 強い(pH1.0-1.5) |
小腸の長さ | 比較的長い(体長の3-5倍) | 短い(体長の2.5-3倍) |
消化の得意・不得意 | 雑食寄り(炭水化物も消化可能) | 完全肉食(炭水化物は苦手) |
例えば、猫は肉食に特化しているため、穀物や植物性の食材は消化しにくい 傾向があります。
一方、犬は雑食性が強く、炭水化物もある程度消化できる ため、ドッグフードには穀物が含まれることが多いです。
3. 消化器トラブルのサインとは?
消化器が正常に働かないと、以下のような症状が現れます。
- 下痢・軟便(急性・慢性)
- 嘔吐・食欲不振
- 体重減少
- 便の色やにおいの変化(黒い・粘液が多い など)
こんなときは病院へ!
- 下痢や嘔吐が24時間以上続く
- 血便や黒色便が出る
- 水を飲んでも吐いてしまう
消化器トラブルは 軽度なものから重大な病気のサインまでさまざま です。
症状が続く場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
4. 消化器の健康を保つためにできること
- 適切な食事を選ぶ(犬猫に合った消化しやすいフード)
- 食事の回数を調整(猫は少量頻回、犬は適量を決める)
- ストレスを減らす(環境の変化が消化器に影響を与えることも)
- 腸内環境を整える(プロバイオティクスやプレバイオティクスを活用)
まとめ
・ 犬と猫の消化器は異なる特徴を持っている
・ 猫は肉食向き、犬は雑食寄りで消化能力に違いがある
・ 下痢や嘔吐が続く場合は早めに病院へ!
・ 日頃の食事管理と腸内環境を意識することが大切
犬や猫の健康は 「腸」から守る ことが大切です!
次回は 「下痢の原因はさまざま!考えられる理由とは?」 について解説します。
茅ヶ崎市・藤沢市エリアで消化器症状でお悩みのある方は湘南ルアナ動物病院(湘南Ruana動物病院)までお問い合わせください。
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