【犬猫の体重減少・食欲低下】こんな病気のサインかも?早期発見のために知っておきたいこと

はじめに

「最近ちょっと痩せたかも…」「ごはんを残すことが増えた…」——こんな変化はありませんか?体重減少や食欲低下は、犬や猫が体調を崩しているサインかもしれません。単なる気まぐれと見過ごさず、どんな病気が隠れている可能性があるのか知っておくことが大切です。

【犬猫共通】体重減少・食欲不振の原因とは?

① 消化器系の疾患

  • 慢性腸症(IBD)や膵外分泌不全(EPI):栄養をうまく吸収できないことで、体重が落ちてしまいます。下痢や嘔吐を伴うこともあります。
  • 口腔内の問題(歯周病・口内炎):痛みで食べられず、徐々に体重が減っていくケースもあります。

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② 腎臓病・肝臓病

  • 慢性腎臓病は特に高齢の猫に多く見られます。食欲低下や嘔吐、口臭などが初期症状です。
  • 肝疾患も食欲低下や黄疸、元気消失などを引き起こします。

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③ 内分泌疾患

  • 甲状腺機能亢進症(特に猫):食欲があるのに痩せていくという特徴的な症状があります。
  • 糖尿病(犬猫ともに):多飲多尿・食欲の変化・体重減少が組み合わさって現れます。

④ 腫瘍性疾患

  • 進行した腫瘍では、見た目にわかる症状が出る前から体重減少や食欲不振が始まることがあります。
  • 特に高齢の動物では注意が必要です。

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【犬に多い】体重減少・食欲低下の原因例

  • 慢性膵炎:犬では膵炎が繰り返し起きることで慢性化し、食欲不振や体重減少を招きます。
  • 副腎皮質機能低下症(アジソン病):食欲不振、体重減少、嘔吐などが見られるホルモン疾患です。

【猫に多い】体重減少・食欲低下の原因例

  • 甲状腺機能亢進症:中〜高齢の猫に多く、食欲があるのに痩せていくのが特徴的です。
  • 慢性腎臓病:10歳を超えた猫の多くに見られ、早期のケアが重要です。

飼い主が気をつけたい「見逃しがちな初期サイン」

  • 食器の前には行くのに食べない
  • 好物だけ食べて普段のごはんを残す
  • 最近撫でた時に「あばらが浮いてきた」と感じる
  • 抱っこした時に軽くなったような気がする

こうしたサインに早く気づくことで、病気の早期発見・早期治療が可能になります。

まとめ:愛犬・愛猫の“ちょっとした変化”に敏感になろう

体重減少や食欲不振は、さまざまな病気のサインになり得ます。日々の観察で「何かおかしいな」と思ったら、早めに動物病院に相談しましょう。年に1〜2回の健康診断も、病気の早期発見に役立ちます。

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