ごはんを食べたがらない…それ、歯や口のトラブルかも?
「食べたいのに食べられない」そのサイン、見逃していませんか?
愛犬・愛猫が最近ごはんを残す、食べるのをためらうようになった――。それ、口の中に原因があるかもしれません。
単なる好き嫌いや加齢と思われがちですが、口腔内のトラブルが原因で「食べられない」ことはよくあります。
放置すると、食欲不振だけでなく、痛みや栄養不良、全身状態の悪化にもつながります。
口の中が痛い・気持ち悪いと、動物はごはんを避けます
犬や猫は、人のように「歯が痛い」「口内炎ができた」と言葉で訴えることができません。
その代わりに見せるサインが、「食べたいのに食べない」「ごはんの前に来るけどすぐ離れる」「片側だけで噛む」「よだれが増える」などの行動です。
こうした症状がある場合、口腔内に以下のような異常が隠れている可能性があります:
犬猫の“食べたがらない”主な口腔内原因
- 歯周病:歯茎が腫れて痛む、膿が出ている
- 口内炎:特に猫で多いリンパ球形質細胞性口内炎は非常に痛みが強い
- 歯の破折・歯根膿瘍:硬いものを噛んで歯が折れていることも
- 口腔内腫瘍:がんや良性のしこりが食べにくさの原因に
- 異物の挟まり:骨や毛玉、木片などが歯に引っかかっていることも
まとめ:「食欲の変化」は“口の中”からチェックを!
ごはんを食べたがらない、残す、噛みにくそう――これらは口腔トラブルのサインかもしれません。
「まだ元気そうだし大丈夫かな」と様子を見ているうちに、痛みや体重減少が進んでしまうこともあります。
気になる症状がある場合は、早めの受診がおすすめです。
口の奥までは家庭で見えづらいため、動物病院での診察・処置が重要です。
当院では月に2回、歯科の専門外来を実施しています。
「ごはんを食べない」「歯みがきを嫌がる」「口を触らせない」などのサインが見られたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。
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茅ヶ崎市・藤沢市エリアで病気の予防関連でお困りの方は湘南ルアナ動物病院(湘南Ruana動物病院)までお気軽にご相談ください。