口の中にできものが…それ、腫瘍の可能性も?

「口の中にできものがある」それ、すぐに診せるべきです

愛犬・愛猫の口の中をふと見たとき、「何かできものがある」と気づいたことはありませんか?
「噛んで傷になっただけかな」「口内炎かな」と様子を見てしまいがちですが、その“できもの”が腫瘍である可能性もあるのです。
腫瘍には良性も悪性もありますが、見た目だけで判断するのは非常に難しいため、早めの受診が重要です。


口腔内腫瘍は、犬猫にも少なくありません

犬や猫の口の中には、歯茎・舌・頬の粘膜・口蓋など様々な部位に腫瘍が発生することがあります。
中には悪性度が高く、早期発見と治療が予後に大きく関わる腫瘍もあるため、油断は禁物です。

犬猫の代表的な口腔内腫瘍

腫瘍名主な特徴
扁平上皮癌(SCC)猫で特に多く、舌や口蓋にできる。進行が早く、痛み・出血を伴うことが多い。
悪性黒色腫(メラノーマ)犬に多い悪性腫瘍。歯肉や口蓋にでき、転移もしやすい。
線維肉腫骨に浸潤しやすい腫瘍。見た目は一見おとなしくても侵襲性が高い。
良性エプリス歯茎にできる良性の腫瘤。大きくなりすぎると食事に支障が出ることも。


まとめ:「できもの=様子見」はNG。腫瘍の早期発見が鍵です

犬や猫の口の中にできものがあるとき、それが腫瘍か炎症か、あるいは外傷かは、見た目だけでは判断できません。
特に次のような変化があれば、速やかな診察が必要です:

  • できものがどんどん大きくなっている
  • 出血や潰瘍、強い口臭を伴う
  • ごはんを食べにくそうにしている
  • よだれや血が混じった液体が出る

当院では月に2回、歯科の専門外来も行っております。
口の中のしこりや腫れが気になる場合は、できるだけ早くご相談ください。
早期発見・早期治療が、動物の命と生活の質を守る第一歩です。

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茅ヶ崎市・藤沢市エリアで病気の予防関連でお困りの方は湘南ルアナ動物病院(湘南Ruana動物病院)までお気軽にご相談ください。