犬の健康診断Q&A|費用・頻度・内容まで徹底解説!
はじめに
「健康診断って本当に必要?」「何歳から受けるべき?」「どんな検査をするの?」
そんな疑問を持つ飼い主さんは少なくありません。今回は、犬の健康診断についてよくある質問にQ&A形式でお答えします!
Q1. 健康診断はいつから必要ですか?
A. 基本は「7歳(シニア期)」からが推奨ですが、若い犬でもおすすめです。
7歳を超えると病気のリスクが高まるため、最低でも年1回の健康診断が推奨されます。ただし、若い犬でも心臓病・腎臓病・肝臓病などの兆候が隠れている場合があるため、「3歳頃からの健診開始」も理想的です。
Q2. どれくらいの頻度で受けるべき?
A. 7歳未満なら年1回、7歳以上のシニア犬は年2回が理想です。
シニア期になると半年単位で体調変化や疾患発症が増えるため、定期的なチェックが大切です。
Q3. 健康診断ではどんなことをするの?
A. 基本的には以下の検査を行います。
- 身体検査(体重、視診、触診、聴診、視力・聴力など)
- 血液検査(貧血、肝臓、腎臓、血糖、電解質など)
- 尿検査(糖尿、腎疾患、尿路結石チェック)
- レントゲン(心臓・肺・腹部のチェック)
- 超音波(心臓・腹部臓器の状態、腫瘍の有無など)
- 歯科チェック(歯周病の確認)
※病院によって検査項目・内容が異なる場合があります。
Q4. 健康そうな犬でも受けた方がいいの?
A. はい、元気なうちこそ健康診断が大切です。
犬は「痛みや不調を隠す動物」です。異常があっても気づきにくく、症状が出る頃には病気が進行していることも。元気な時期のデータがあると、病気の兆候にも早く気づけます。
Q5. 健康診断の費用はどれくらい?
A. 病院や内容によりますが、1万円〜3万円程度が目安です。
簡易なもので(身体検査+血液検査)で1万円前後、
一通りわかる検査内容(レントゲン・超音波・尿検査付き)で2〜3万円程度が一般的です。
Q6. 健康診断で見つかることが多い病気は?
A. 以下のような病気が早期発見されることが多いです。
- 僧帽弁閉鎖不全症(心臓病)
- 慢性腎臓病(CKD)
- 肝酵素上昇(肝臓疾患)
- 腫瘍(良性・悪性)
- 歯周病
無症状でもこれらの異常が見つかることは珍しくありません。
Q7. 健康診断を受けるタイミングは?
A. ワクチン接種と同時期、または春・秋の過ごしやすい季節がおすすめ。
フィラリア検査時に一緒に血液検査を行う飼い主さんも多いです。
Q8. シニア犬ですが、元気です。まだ受けなくていい?
A. いいえ、シニア犬ほど健康診断が必要です。
7歳を超えると癌・腎臓病・心臓病などのリスクが大幅に上がります。「年2回」の定期チェックで健康寿命を延ばしましょう。
Q9. 健康診断を受けないとどうなるの?
A. 病気の発見が遅れ、治療困難・高額治療費になる可能性があります。
特に腎臓病や癌は、早期発見で寿命や生活の質(QOL)が大きく変わります。予防的な診断は「最も賢い治療」といえます。
まとめ|健康診断は「安心」を得るための大切な時間
健康診断は病気の早期発見だけでなく、愛犬の「今の状態」を知る大事な機会です。
「何もない」ことが分かるのも大切な結果。元気な今だからこそ、ぜひ一度ご検討ください。
当院でも、各種健康診断プランをご用意しております。詳しくはこちら↓↓
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