命に関わる犬猫の異常行動10選|見つけたらすぐ動物病院へ!
はじめに
犬や猫は体調の不調を言葉で伝えることができません。
そのため、飼い主さんが危険なサインを早く見つけ、すぐ行動することが命を守るカギとなります。
今回は、放置すると命に関わる可能性が高い「絶対に見逃してはいけない犬猫の異常行動10選」をご紹介します。
1. 顔面の不随意運動(目や口のピクピク)
脳から一番近い神経が顔面周囲の神経のため、まぶたや口元が勝手に動くようなピクピクは、痙攣発作の前兆である可能性があります。数分〜数時間以内に全身痙攣が起こることもあり、早めの受診が必要です。
2. 吐きたそうなのに吐けない
何度もえずくのに吐けない場合は、胃拡張・胃捻転、食道閉塞などの緊急疾患が疑われます。特に大型犬の胃捻転は数時間で致命的となることがあるため、即受診を。また、食道は消化器の中でも比較的血流に乏しいため、閉塞時間が長いと壊死してしまう可能性があります。
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3. 猫がギャンと鳴いた直後に嘔吐
これは尿管閉塞や動脈血栓塞栓症(ATE)など、激しい疼痛のサインです。時間が経つほど予後が悪化するため、一刻も早く診察を受けてください。
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4. 雄猫が何度もトイレに行くが尿が出ない
何度もトイレに行くが尿が出ない場合は、物理的な尿道閉塞により尿が出せないせいか、膀胱炎による残尿感のせいかが考えられます。尿道閉塞の場合は数日以内に命を落とす可能性があります。
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5. 急な多飲多尿
急に水を飲む量とおしっこの量が増えた場合、糖尿病、腎臓病、副腎疾患(クッシング症候群)、子宮蓄膿症などの可能性があります。数日以内の受診を推奨します。
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6. お腹を使った頻呼吸
胸だけでなくお腹も大きく動かす頻呼吸は、呼吸器疾患や胸水・腹水のサインです。安静を保ったまま、すぐに病院へ。
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7. 止まらないパンティング+粘性よだれ
熱中症の典型的サインです。室内でも発症し、重度になるとけいれんや意識障害が起こります。応急冷却をしながら緊急搬送してください。
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8. 瞳孔の左右差(瞳の大きさが違う)
脳障害などの中枢神経疾患や眼球内疾患(リンパ腫なども含む)などのサインです。
事故や落下後に見られた場合は特に危険で、意識障害やけいれんを伴うこともあります。
まとめ
犬猫の危険なサインは、「少し様子を見る」では手遅れになることがあります。
今回紹介した症状を覚えておき、迷ったら即受診を心がけましょう。
日常から健康時の様子をよく観察しておくことで、小さな異変にも気付きやすくなります。
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