犬が食糞するけど大丈夫?原因と体への影響、対策方法を解説
犬を飼っていると、「うちの子がうんちを食べてしまう…!」と悩む飼い主さんは少なくありません。犬の食糞は珍しいことではありませんが、飼い主としては「健康に問題はないの?」「どうやってやめさせる?」と不安になりますよね。この記事では、犬の食糞の原因と体への影響、そして実践できる対策方法をわかりやすく解説します。
犬が食糞する原因とは?
犬の食糞には、いくつかの原因が考えられます。大きく分けると行動学的原因と健康上の原因があります。
1. 行動学的な原因
- 好奇心・探索行動
特に子犬や若い犬は、口を使って周囲を確認することが多く、排泄物も対象になることがあります。 - かまってほしい・ストレス
飼い主の反応を引き出すために食糞する犬もいます。忙しい時間や一人でいる時間が長いときに見られやすいです。 - 掃除本能・清潔好き
母犬は子犬の排泄物を食べて巣を清潔に保ちます。その習慣が残っている場合があります。
2. 健康上の原因
- 栄養不足や消化不良
食事の栄養が足りていなかったり、消化吸収が不十分な場合、うんちに未消化の栄養素が残っており、それを補うために食べることがあります。 - 寄生虫感染
回虫などの腸内寄生虫がいると、消化が悪くなるため食糞行動が出ることがあります。 - 疾患
消化器系の病気(膵炎、腸炎など)や糖尿病など、体の不調が原因で食糞する場合があります。
食糞は犬の体に悪影響はあるの?
基本的には大きな健康被害は少ないですが、注意が必要な場合があります。
- 寄生虫や病原菌の感染リスク
生のうんちや他の犬のうんちを食べる場合、寄生虫(回虫、鉤虫など)や細菌感染のリスクがあります。 - 消化器の不調
食糞の量が多い場合、下痢や嘔吐など消化器症状を引き起こすことがあります。 - 有害物質の摂取
お薬や毒性のある食べ物が排泄物に含まれている場合は、二次的に摂取する危険があります。
食糞がメリットになる可能性?
意外に思うかもしれませんが、状況によっては食糞が健康に役立つ可能性もあります。
- 腸内環境の維持・改善の可能性
犬でも「糞便移植法(Fecal Microbiota Transplantation)」という治療法が研究されており、健康な犬の便を腸内環境が乱れた犬に取り入れることで腸内細菌バランスの改善が期待されています。
そのため、健康的な便を摂取することで、理論上は腸内環境をサポートする可能性も考えられます。 - ※ただし、糞便移植法は便中の細菌を生きたまま腸に届けるための工夫が施された医療的な手法であり、自然に食糞する行為と同じ効果があるわけではありません。
犬の食糞の対策方法
1. 健康面のチェック
- 栄養バランスが取れたフードに変更する
- 消化不良や寄生虫の有無を動物病院で確認する
- 高消化性フード(加水分解フード)への切り替え
消化率が高いフードに変えることで、うんちに残る未消化物(匂い)を減らし、食糞を防ぐ効果があります。
2. 行動面の工夫
- 排泄後すぐに片付ける
- 「だめ」と叱るよりも、良い行動を褒める
- ストレスが原因の場合は遊びや運動で発散させる
- 食後の散歩や排泄タイミングの管理で環境を整える
3. トレーニング
- 「置かない」「拾わせない」などのコマンドトレーニング
- 他の犬や子どもと接する場面での学習も有効
まとめ
犬の食糞は珍しい行動ではありませんが、健康上の問題や感染リスクがある場合もあります。
まずは健康チェック、次に環境整備と行動修正、必要であれば高消化性フードへの切り替えが基本の対策です。焦らず、少しずつ改善していくことが大切です。
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