ウェルシュ・コーギーに多い病気5選|症状・原因・予防法も解説!
短い脚としっかりした体格、愛嬌たっぷりの笑顔で人気の「ウェルシュ・コーギー」。
しかし、独特な体型や遺伝的な要素から、かかりやすい病気もいくつか知られています。
この記事では、ウェルシュ・コーギーに多い病気5選を、症状・原因・予防ポイントも交えて詳しく解説します!
コーギーに多い病気① 椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは?
胴が長く、足が短いコーギーは背骨に大きな負担がかかりやすい犬種です。
そのため、脊椎の椎間板が飛び出して神経を圧迫する「椎間板ヘルニア」が非常に多く見られます。
症状のサイン
- 急に立ち上がれない、歩けない
- 背中や首を触られるのを嫌がる
- 後ろ足のふらつきや麻痺
予防・管理法
- ジャンプや急な段差を避ける
- 適正体重をキープして背骨への負担を軽減
- 早期発見で保存療法または外科手術を検討
コーギーに多い病気② 変性性脊髄症(へんせいせいせきずいしょう)
変性性脊髄症とは?
コーギーに比較的多く見られる、脊髄が徐々に変性して後ろ足が麻痺していく進行性の神経疾患です。
中高齢(8歳以降)で発症することが多く、完治は難しい病気です。
症状のサイン
- 後ろ足を引きずるような歩き方
- 足先をすり減らす
- 進行すると立てなくなる
予防・管理法
- 進行を遅らせるために適度なリハビリ・運動
- 生活環境の工夫(滑りにくい床、補助ハーネスなど)
- 遺伝子検査(SOD1変異)によるリスク評価
コーギーに多い病気③ リンパ腫(悪性腫瘍)
リンパ腫とは?
リンパ腫は、リンパ球という免疫細胞ががん化する血液系の悪性腫瘍です。
ウェルシュ・コーギーでも発症例があり、特に中高齢期に注意が必要です。
症状のサイン
- 首や脇、足の付け根などのリンパ節の腫れ
- 元気や食欲の低下
- 体重減少
- 発熱
予防・管理法
- 日頃からリンパ節のチェックを習慣に
- 定期的な健康診断(血液検査や触診)
- 発見が早ければ抗がん剤治療で予後を延ばせる可能性あり
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コーギーに多い病気④ 進行性網膜萎縮症(PRA)
進行性網膜萎縮症とは?
網膜の光を感じる細胞が徐々に機能を失う遺伝的疾患で、コーギーにも比較的多く発生します。
進行すると最終的には失明に至ります。
症状のサイン
- 夜間に物にぶつかる
- 慎重な歩き方になる
- 日中でも障害物にぶつかるようになる
予防・管理法
- 遺伝子検査でリスク把握
- 完治は難しいが、生活環境を工夫してサポート
- 定期的な眼科検診で早期発見
コーギーに多い病気⑤ 尿路結石症
尿路結石症とは?
コーギーは尿のpHバランスが崩れやすく、膀胱や尿道に結石ができやすい犬種でもあります。
特にオスで発症すると尿道閉塞を起こし、緊急対応が必要になることも。
症状のサイン
- トイレに行く回数が増える
- 血尿が出る
- 尿が出にくい、排尿姿勢が長い
予防・管理法
- 水分摂取をしっかりと促す
- 尿検査を定期的に行う
- 専用療法食で尿石を予防・管理
まとめ|コーギーの健康を守るためにできること
ウェルシュ・コーギーは、その明るい性格と運動能力の高さで多くの人を魅了しますが、
その体型や遺伝的背景から、注意してあげたい病気も少なくありません。
✅ 背骨・関節・神経への負担を減らす生活
✅ 定期的な健康診断と早期治療
✅ 生活環境(床の滑り止め、水分摂取など)の工夫
これらを意識して、大切なコーギーとの健やかな毎日を楽しみましょう!
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